Tableauでシート単位でのデータソース置換を行う
前回Tableauの新機能【画像の役割】について書いた記事に続き、今回は【シート単位でのデータソース置換】を試してみました。
▽前回の記事はこちら
環境
- Tableau Desktop 2022.4
- Windows 10 Pro
シート単位でのデータソース置換とは
ワークシート使用しているデータソースを別のデータソースに置き換える機能で、これまでは一つのデータソースで複数のワークシートを作成した場合、該当データソースを置換すると紐づくすべてのワークシートのデータソースも置換されていました。今回のアップデートでは、一つのデータソースで複数のワークシートを作成した場合でも、単一のシートのみデータソースの置換を適用できるというものです。
早速やってみる
データの構成として、注文実績のデータソースがカテゴリごとに分かれてしまっており、それぞれ読込先データソースを変える必要があるケースと仮定します。
まず最初に、元となるワークシートを作成し、それをカテゴリの数分複製していこうと思います。
元シートを複製した後、データソースを置換したいシートを開いた状態で、データソースメニューから「データソースの置換」を選択
「現在のワークシートのみを置換する」を選択
すると、ワークシートのプライマリデータソースが問題なく置換されました。非常に簡単でしたね
置換する際の注意点
従来のデータソース置換と同様に、置換する際それぞれのテーブルのカラム名とデータ型に注意してください。例えばワークシートに使用されているデータ型が置換元と異なると以下のようにエラーが出てしまいますので注意が必要です。
最後に
非常に簡単な操作でシート単位の置換を行うことができました。異なるデータソースを使って同じビューを作成したいケースは結構多いのではないかと思いますので、ぜひご参考までに。